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2015年03月30日

小泊良さんのうつわが教えてくれること

小泊良さんのうつわが教えてくれること



うちな最新号。
特集は担当外となりましたが、
カメラマンの亘さんとの連載、工房日記は続いていますよ。
亘さんの写真が好きなので、
ぜひとも一緒に仕事を続けていきたい。願望・・・

この4pは、結構自由にやらせてもらっているうえ、ありがたいことに文字数が2000W以上あるので、いつもは書けないというか、誌面の都合で入れることができない部分も触れさせてもらっています。
なるべく作品紹介だけでは終わらず、お話や作品を通して自分が教えてもらったことを、できれば若い方に伝えていこうというスタンスで取り組んでいます。
密かにですが。

今回は陶芸家の小泊良さんの工房へ。
小泊さんには、2年に一度くらいお話を聞かせていただける機会があって、小泊さんの思考を積み重ねてきました。
で、改めてやっぱり「すごい」と思ったことがありました。
これってモノ作りする上で、当たり前のことなのかもしれませんが、かなり重要なことだな、と思ったことでした。それは、作るまでの工程を自分自身で考えて、自分で答えを出すこと、それを続けていることです。
オリジナルだから自分で考えるのは当然でしょ、という声もあると思いますが、
結構今の時代難しいですよ。いろいろいな情報が溢れていて、困ったらネットで検索したら答えがぽーんと、出てきてしまう時代だったりします。でも、例え誰かがやっていたとしても、答えをすぐに求めないで、自分で考える行為が大切なんだと思います。もちろんそれをやるためには、基礎技術であったり、足で運んで情報を探したりとか、見えない努力は必要だと思いますが。

話は飛びますが、最近図書館に子供が少ないような気がする。やっぱりネットじゃなくてめんどくさい調べ物から発見もあるし、記憶に残ると思うんですよね。

小泊さんが言った、「発見したときの興奮は忘れない。それが次の作品づくりにもつながってくる。自分で考えていく過程は誰にもじゃまされたくないですよ」という話は、子供に聞かせてあげたいと思いました。と、いうより、自分が実戦すればいい話ですね。がんばろう。


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Posted by ミクロ at 12:48 │ひとりごと